和装結婚式のお手入れと秘めた美しさ
シェービング(顔そり、襟足そり、うなじそり)を予定した和装スタイルについて
この画像、何を隠そうワタクシ黒川のお式当日の様子。
身支度の段階から同席した友人カメラマンが撮ってくれたもの。
私の衿あしから背中にかけてのうぶ毛は、さほど目立たない方ですが、それでも当時、丁寧なシェービングをしてもらいました。
なぜブライダルシェービングをオススメするか
画像をご覧いただけたらわかりますが、和装花嫁さまには水おしろいをひきます。
※最近は水おしろいをしなかくなったとも聞いています
うぶ毛があると無いとでは仕上がりの美しさに差が出ます。
ちなみに、舞妓さんは定期的に床屋さんでうぶ毛を剃ってもらうことが、もはや当たり前のお手入れなんですよ。
水おしろいをするしないにかかわらず、剃刀のシェービングを行うと、肌が美しい。
その美しいさまの高揚感と優越感をもたらします。
美しさとお守り的な役割のブライダルシェービング
本来の花嫁さまのシェービングには型があります。
和を用いての髪の始末というか、それに秘めるお守りというか…
女性が最も美しく見えるよう、額と衿あしに富士の形をつけていきます。
カミソリのプロ、理容師にしかできない美しい型をお守りのように刻むのも、花嫁の秘めたる儀式のようでもあると、私は捉えています。
特に、地髪の日本髪で和装婚礼をされる方は、額と衿あしの美しさがシェービングによって最も美しく活きてきますよ。
ブライダルシェービング画像があるとスムーズ
しかし、現代の洋装との併用が多い和装支度は、髪は殆どカツラになり、生え際の美しいさまも個性は無視され、カツラが浮かないようなシェービングの始末を求められるのです。
この「浮かないように始末する」という事を知らない理容師も実はおられるので、できるだけカツラを合わせた画像もあると良いでしょう。
細部の美しさまで気を配ってもらえるヘアメイクさんなら、理容室でのシェービングをきっと、すすめてくださるはず。